兒文字

備前国の戦国大名・宇喜多氏の家紋として知られる.

宇喜多

新羅王族子孫である三宅連の末裔と称する.

赤松氏の被官,あるいは,浦上氏の被官であった宇喜多久家の代に台頭.その子・宇喜多能家[-1531]が守護代・浦上則宗に仕えた.

宇喜多直家[1529-1582]は浦上宗景のもとで勢力を拡大.やがて,毛利氏と同盟し主君である浦上氏を駆逐.その後,豊臣秀吉の配下となった.

宇喜多直家の子・秀家[1572-1655]は豊臣秀吉の猶子とされ,備前岡山城主として備前・美作・備中半国・播磨3郡の57万4000石を領した.さらに,豊富秀吉から五大老に任ぜられる.

関ヶ原の戦いで西軍として戦い敗れ八丈島に配流.

Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.