2002/12/3 (火)

  朝から庭で猫が鳴く みゃーだのぎゃーだの猫が鳴く メスでは有り得ぬ声で鳴く 誰かを呼ぶでもなく 何かを求めるでもなく ただ、みぎゃーと鳴く 猫にもいろいろと思うところがあるのだろう 歩きながらみぎゃーと鳴く 

 うちでも猫を飼っている。が、今朝、外で鳴いていたのはうちの猫ではない。うちの猫は、もう既に高齢で寝てばかりいる。もともと、若いころから寝子の名前の通り寝てばかりいた。けれども、老いてからは、その寝方に拍車がかかり、何時起きているのかと心配になるほど寝てる。余りに寝ているので、どうにかなっているのではないかと、尻尾をぎゅっと握ってやる。すると、もごもご動くから、これは、どうやら何でもないと、そういうことを繰り返す。 

民主党の鳩山党首が辞任を表明。党首に選ばれたばかりだけれども、窮鼠猫を噛むが如く追い詰められ、自由党との大同団結による2大政党制への道を探ったけれども力尽きたのか。改めて、画像で民主党結成当時の鳩山氏と現在の氏を見せられると、非常なる疲れを表情に感ぜざるを得ない。三島で「人質立て篭もり事件」発生とのこと。
平 将門系図 :「首塚」のページを「系図」を追加して更新。

2002/12/2 (月)

 南瓜(かぼちゃ)団子を鍋にして食べる。
南瓜(かぼちゃ)団子って?何、それ?
南瓜(かぼちゃ)の団子。
それは言うまでもない。そのまま。南瓜(かぼちゃ)を磨(す)り潰して、小麦粉と混ぜて楕円形に潰したもの。
それだけのものだけれども、実はこれは、その辺りでは売っていない。
スーパーなどでも勿論(もちろん)置いていない。
一見すると、というのか一聞すると、信州あたりでお土産として売られているような気もしないでもない。
同じようなものが売られているのかしれない。
 しかし、今日、食したものは売られているものではない。
 自分の家で作ったもの、でもない。隣りの小母(おば)さんが作ってくれたものでもない。商品よろしく、食品工場で製造されたもので、商品ではない。
 工場で作られたけれども、工場で出しているものではない。だから、良くある非売品のようなものではない。
 私の伯母(おば)が農協の工場の設備でもって、拵えてくれたものなのだ。伯母(おば)さんは、料理が頗(すこぶる)る上手。何も洒落たものを拵えてくれるわけではないけれども、単なる田舎料理でもない。
 今日は、そういうものを口にすることが出来るという自慢。


[小江戸川越]
 東京では失われてしまった何かがこの町には未だに残っている。


2002/12/1 (日)

  有るものは有るとき何も感ぜずに 消え去る時に光増し 
役割終えたる消防櫓、今日を最期に姿消す たかが田舎の消防櫓 明日から幻消防櫓 伝説となるその瞬間を 撮り残さんと人集う 初めて多くの観衆を目の前にして緊張す 顔は白き消防櫓 心は赤き消防櫓 


法人の人権
大正3年12月1日:双務契約において、一方が債務を履行しないとい意思を明確にしている場合には、債務の履行の提供をしなくても債務不履行に関する違約の責任を負う(民法533条『同時履行の抗弁権』)。

2002/11/30 (土)

  古(いにしえ)の武士(もののふ)どもの辿りたる 鎌倉道を行かんとて 舗装されたる今道と 無くなりたる古道をば 地図を頼りに歩きゆく 幸いとでもいうべきか 変わらぬもののあるべきか 古道は今も形あり 道行き少し変わるとも 多くは嘗(かつ)ての姿なり


[九道の辻]
 鎌倉街道などの諸道がここを通る。嘗て、鎌倉街道を上野国から鎌倉へと攻め上った新田義貞は、この辺りで道に迷って「迷いの桜」を目印として植えたという。

昭和8年11月30日:豪雨のために水田が著しい浸水被害を受けつつあるような場合には、財産に対する現在の危難にあたる、とする判決が下る[刑法37条『緊急避難』]。

早雲寺殿21ヵ条

2002/11/29 (金)

  暖かき空気は上に昇るといひ 冷たき空気は重いといふ そうは言えども階段の地よりも上のこの寒さ 上着を着ぬ身の耐え難さ 風は階を吹き抜けて 感じる温度はなお下がる ところが地より潜るとき 様相俄かに一変し 冷たき風はどこへやら 風はなくなり気温増し 上着も要らぬ心地良さ

大正5年11月29日:他人の登記済商号と全く同一の商号だけではなく、類似の商号の登記も禁止される(商法19条『商号登記の排他力』)。
 [埼玉県警]「熊谷市ホームレス暴行殺人事件(25日)」で、中学2年の男子生徒を傷害致死容疑で逮捕。

武蔵七党村山一族

2002/11/28 (木)

   「何、今、何と申した」
 義貞は吾が耳を疑った。賤しくも源氏の血を引くものとて、その源氏の氏の長者たる右大将頼朝公の打ち立てたる、鎌倉幕府を守るとて、わが身を粉にして戦うに、その見返りが何としたことか。
[続き]
[新田義貞 千早を発つ]