水曜日, 9月 10, 2003

一歩先を行く岡山市ほか

■7月、SIはまだら
情報サービス業の7月の売上高は、前年同月比▲2.1%の減少。内訳をみると、「ソフトウェアプロダクト」は同▲34.4%の減少。但し、これはゲームソフトの大幅減によるもの。
その他では、「計算事務等情報処理」は同▲4.5%の減少。
しかし、「受注ソフトウェア」は通信業向けなどの増加により同6.6%と2か月連続の増加となっている。このうち、「システムインテグレーション」が同0.1%の増加、「システム等管理運営受託」は同9.1%の増加。
SIは4月はプラス、5月はマイナス、6月はプラス、そして7月は微増と斑模様。但し、SIを含む受注ソフトということでは5月に大幅なマイナスを付けた後はプラス基調。7-9月にかけてはプラスになる見通し。
出所:経済産業省「 特定サービス産業動態統計調査 」


■公文書開示すべてHPで閲覧岡山市、誰でも可能に
出所:京都新聞9/9
岡山市は、これ以外にも様々な取り組みをしています。
岡山市のIT

以前から人気のあった岡山市役所からのライブカメラ。設置当初からの画像がないのが残念です。


■環境IT?
02年度における環境ITビジネスの推定市場規模は約553億円。07年度における市場規模は約1190億円。
出所:矢野経済研究所
ところで、環境ビジネスの市場規模というのは一体どの程度なのでしょうか。
環境省の推計によると、2000年時点で、
環境汚染防止: 9兆5000億円
環境負荷逓減技術関連: 1700億円
資源有効利用: 20兆円
2000年には合計29兆9000億円だったものが、2010年には47兆2000億円、2020年には58兆4000億円と拡大すると推計しています。
1999年時点でのITハードウェア(情報通信機器製造業)の生産額が28.4兆円、ITソフトウェア+ITサービスが7.5兆円ほど。IT投資は2000年で20.1兆円。
IT支出という区分でいうと、2001年ベースで24兆円。
環境ビジネスの大きさが分かります。

日米IT支出比較
対GDP比で米国が日本を上回ったのは98-2000年だけ。