Corporate and Business History

柳田藤吉

  • 生没年

    1837年-1909年

南部藩出身

  • 下駄屋の次男として生まれる。
  • 1年半にわたって江戸、大阪、長崎を旅行。

函館での活躍

  • 18歳で函館にて「異人仲買」を行う。
  • 明治初年に庄内藩函館留守居役に頼まれ藩士600名を庄内へ運送。後に、明治政府の箱館府より拘束されるも放免。

    福沢諭吉に触発され函館産の氷を横浜で販売。

    外国商人に妨害される。しかし、函館産氷は三河商人の中川嘉兵衛によって五稜郭の堀を用いて輸入氷を凌駕。

根室への移住

  • 庄内藩出身の松本判官が1869(明治2)年に根室に赴任。
  • 松本判官が近江商人藤野喜兵衛による漁場独占を排除。
  • 柳田藤吉が8艘の船と500人の部下を引き連れて根室に移住。
  • 小松兼吉を得度させ根室山開法寺を開山。
  • 早稲田に北門社新塾を開く。

出典、参考文献

  • 奥田静夫(2008)、『「根室王」義に厚い商人』、日経新聞2008年7月29日(火)、日経新聞社
  • 奥田静夫、『えぞ侠商伝−幕末維新と風雲児柳田藤吉』、北海道出版企画センター
  • 柳田辰男(藤吉孫)、『天真の流露−柳田藤吉の記録抄』


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Last-modified: 2008-07-30 (水) 06:39:35 (5750d)