**可算性 countability
ユークリッド空間(ユークリッド幾何学を適用できる空間)が満たしている2つの条件のことを『可算公理』という。
~すなわち、ユークリッド空間は2つの条件(可算公理)のうち1つを満たしている。
***第1可算公理 first countability axiom
位相空間 \((X,\cal U)\) について、任意の a∈ X に対して a を含むある可算個の開集合族 \(\{U_{n};n=1,2,・・・\}\) を適当に選ぶと、a を含む任意の開集合 U がある\(U_{n}\) を含むとき、位相空間 \((X,\cal U)\) は第1可算公理(first countability axiom)を満たすという。
~つまり、第1可算公理とは、位相空間の任意の点は可算値の局所基をもつことを意味する。
~定義域が第1可算公理を満たすならば「点列連続⇔連続」となる。

***第2可算公理 second countability axiom
可算個の \(\cal U\) の部分集合 \(\cal U_{0}\) が存在し、任意の  \(U \in \cal U\) が  \(\cal U_{0}\) の元の和集合として 位相空間 \((X,\cal U)\) が表されるとき、この位相空間 \((X,\cal U)\) は第2可算公理(second countability axiom)を満たすという。
~つまり、第2可算公理とは、位相空間が可算値の基をもつことを意味する。
~位相空間が第2可算公理を満たすならば、その位相空間は第1可算公理も満たす。
***内点 interior point
\(A \subset X\) のとき、\(a \in A\) を含む開集合 U で\(U \in A\) を満たすならば、 a は A の内点(interior point)といい、Aの内点全体の集合をAの内点集合 Å と表現する。
***閉包 closure
\(A \subset X\) のとき、\(a \in A\) を含む開集合 U で\(U \in A\) を満たすときAを含む最小の閉集合をAの閉包(closure)という。&br;
Aの閉包(closure)は \(\bar{A}\) と表す。
***境界 boundary
Å − \(\bar{A}\) を A の境界(boundary)という。  

***参考
-[[閉集合]]

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