数理工学

円周角の定理 Inscribed angle Theorem

円周角の定理

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円周上にとる点の位置に関係なく、円周角(inscribed angle)の大きさ C は対応する円弧を含む扇形の中心角の大きさ α のみに依存しする。

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これを、円周角の定理(inscribed angle theorem)という。

証明

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Oを円の中心とする。円周上に2点、点Aと点Vを置く。VからOに線を引き、その線をOを通って円に達するまで延長する。その線分が円と接する点Bは点Vの丁度反対側(diametrically opposite)になる。

∠BOAをθとします。

線分OVと線分OAはともにOを中心とする円の半径(radii)であるので、その長さは等しくなる。

故に三角形VOAは二等辺三角形(isosceles triangle)となる。そして、∠BVAと∠VAOは等しくなる。ここで、それぞれの角度を ψとする。

∠BOAと∠AOVは補角(supplementary)となり、その和は180°となる。故に、中心点Oを通る線分VBは直線(straight line)となる。

以上より∠AOV=180°−θとなる。

また、三角形の角の和は180°となることから、∠VOAは

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すなわち、

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