醒ヶ井水

四条堀川のバス停のすぐ側にある。醒ヶ井は京の名水として古くから知られ、六条堀川の源氏館にも引き入れられ、茶道の村田珠光が室町将軍家の足利義政に対して、この井戸の水で茶を献上したという言い伝えがある。

ちなみに、六条堀川の源氏館の跡である西本願寺の北側にかつての左女牛ヶ井の跡がある。

時代が下って、井戸そのものが顧みられなくなったが、織田有楽斎が天正年間に四条堀川の地に再興。かつては1616(元和2)年の銘のある井筒と、薮内宗堅による1849(嘉永2)年の石碑があった。

醒ヶ井水の前の六角通りから五条通りまでの、堀川通りに沿う細い路地を醒ヶ井通りと呼ぶ。


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