秩父15番母巣山少林寺

秩父鉄道の線路を越えて境内に入る。手前でタクシーが横瀬方面から左折するのを見て、ひょっとしてと思ったがそのまま踏み切りを一回横断した。地図を見ながら線路沿いの道を左に進み再び踏み切りを渡る。
 境内から向かって左を見ると奥のほうに駐車場があった。やはり、さきほどのタクシーは少林寺へのものだった。地元のことは地元のタクシーが一番良く知っているということかもしれない。

 さて、この少林寺の直ぐ近くには秩父妙見宮がある。秩父15番札所は母巣山蔵福寺と言われ、長らく妙見宮の別当寺だったものが、明治の排仏毀釈で廃寺となった。その後で、民衆の請願によって、五葉山少林寺が15番札所として認められ母巣山少林寺となったという。
 この少林寺の地は、秩父困民党事件の際に一度集結した場所とのこと。ここから秩父へと雪崩れ込んだという。その名残は、内務大臣山縣有朋の手による殉職警官の碑文に見ることが出来る。

埼玉県秩父市番場町7-9



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