龍華院大猷院霊屋

掛川城の北東の小高い丘にある、この建物は掛川藩主北条氏重が1656(明暦2)年に徳川家光(大猷院)の霊牌を祀るために建立したもの。氏重は嗣子がいなかったために幕府への対策として建立したのだが、結果的に北条家は氏重の死後断絶となった。氏重が建立した建物は、1818(文化15)年の火災で焼け落ち、当時の藩主太田資始によって1822(文政5)年に再建されている。丘は何の飾り気もないが、建物は非常に煌びやか。その対照に少し面食らう。

小高い丘は1497(明応6)年から1501(文亀元)年に今川氏親配下の朝比奈泰熈が築いた掛川古城の本曲輪があった場所という。そう言われてみるとこの場所、確かに曲輪だ。

2006.06.10訪問。


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