秩父22番童子堂

お昼は西武秩父の駅の仲見世でと考えていた。

といってもお腹が減っていなかったわけではなく。単にお店が回りになかっただけだ。

というわけだから、華台山童子堂の入り口に「キャッツアイ」を見つけたときは選択の余地などあるわけがない。

そうして天麩羅定食を注文する。何やら手に呪文のようなものをたくさん書き込んだ女性が注文をとった。

しばらくして昼食にありつく。これが思っていたより美味しい。いや、思っていたよりというのは正しくない。単に美味しいのだ。形容詞はない。

これは思わぬ成果と言える。

さて、22番の童子堂、本来の名を「栄福寺」という。

それがなぜ童子堂と呼ばれるのか理由がある。その昔、讃岐の農夫が行脚僧に施しをしなかった因果で子が犬になってしまった。農夫はたいそう嘆き悲しんで、必死の思いで、四国、西国、坂東霊場を経巡り、童子堂に至って息子ははれて人に戻ったという。

それゆえの童子堂なのだ。

ここはまた後北条の城[永田城]があったところとしても知られている。

秩父市大字寺尾3595

9月21日訪問。


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