雀の宮橋

鎌倉街道上道の埼玉県は児玉の辺りにある橋。女堀川に架かっている。この橋の先が丹荘、藤岡に至る。どうしてこの橋を雀の宮というのだろうか。すぐに思いつくのは、宇都宮にある雀宮。雀宮は現在の群馬県、栃木県に当たる上野・下野の両毛地方で崇神天皇の時代に叛乱が起こった際に鎮圧のために派遣された豊城入彦命(二荒山神社祭神)の子孫(上毛野君、下毛野君)が天皇の御名代を意味する雀部(さざきべ)を名乗ったことに関係するという。旧武蔵国、埼玉県の児玉は旧上野国、現在の群馬県のすぐ傍。もしかすると、上野国にある雀部の人たちが支配する地域へと繋がる道に架かる橋という意味か。それとも、この辺りに雀部の人たちが移住してきていたのだろうか。


2007年1月5日訪問


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