八重垣神社

「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」の歌で知られる古社。神魂、熊野、揖夜、真名井、八重垣、六所神社の意宇六社の一社。八岐大蛇を退治した素盞嗚尊(イザナギが産んだ三貴神の末子)が稲田姫命(アシナヅチ・テナヅチの娘)と結婚し、宮を営んだという大原郡大東町須賀にあったが、稲田姫命の避難地である佐久佐神社の地に移った。稲田姫命は「出雲国風土記」では久志伊奈太美等与麻奴良比売命(くしいなだみとあたはすまぬらひめ)と記され、能登国(石川県七尾市)の久志伊奈太伎比盗_社に祀られている久志伊奈太伎比唐煦田姫命だと考えられている。大己貴神・青幡佐久佐日古命を合祀している。円融天皇(959[天徳3]-991[正暦2];第64代)の時代に選定された全国30社のうちの三十番神とされてもいる。ちなみに、素盞嗚尊と稲田姫命との間に産まれたのが日本書紀では大己貴命(大国主)。
島根県松江市佐草町字八雲床227


2003年8月29日(金)撮影

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