石山寺

西国十三番 東寺真言宗の寺院。
京阪石山駅から少し歩く。丁度、お昼だったので門前のお店でざるそばを食す。
さらにぶらりと歩いてようやく石山寺。
石山寺は聖武帝(701-756)の勅願で天平勝宝元(749)年に、東大寺開山として知られる華厳宗の学僧であり橘諸兄とともに聖武帝を補佐した良弁(東大寺初代別当、689-773)によって開基。
浄土真宗中興祖、本願寺8世蓮如上人(1415-99)の生母が身分の低さのために、応永27(1420)年に大谷本願寺を去る時に蓮如上人に鹿の子の小袖を着せて絵を描かせたという、その小袖が安置されている。蓮如上人は寛正6(1465)年に比叡山延暦寺の衆徒の襲撃(寛正の法難)によって近江に逃れた際に石山寺で小袖を目にし涙したという。
本堂は最古の縣下木造建築。その他に鎌倉時代の建立である多宝塔、鐘楼がある。東大門、別名仁王門は三間一戸の八脚門、入母屋造、本瓦葺で建久元(1190)年建立、慶長年間(1596-1615)の大修復を経て鎌倉時代の特徴と桃山時代の特徴を併せ持つものとなっている。
御影堂は宝形造桧皮葺の持仏堂風の室町時代の建築物で良弁、空海、淳祐の遺影を安置。
また、境内の石山は天然記念物に指定されている。




[東大門]


[御影堂]


[鐘楼]


[多宝塔]


[本堂]
この本堂の「源氏の間」で紫式部が「源氏物語」を執筆したという。


[蓮如堂]

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