甚目寺

愛知県「美と歴史」の旅の2日目は尾張四観音の一つ甚目寺へと名鉄で。13世紀のものとされる『文永甚目寺縁起』によると、甚目寺の起源は597年に甚目竜麻呂(はだめたつまろ)という漁師が紫金の聖観音像を海の中から引き上げて祀ったこととされている。伝説であるものの、679年には天武天皇から法皇寺という寺号を下され、白鳳時代には伽藍が整備されていたことが出土品からも裏付けられている。

歴史的に甚目寺が確認出来るのは『一遍上人絵伝』の中にある1283(弘安6)年に上人が7日間の供養を行ったことを描いた絵。このお寺、源頼朝の命によって梶原景時が建立した国の重要文化財の南大門、江戸時代に建立された日本屈指の三重塔(国重文)、桃山文化を伝える東門(国重文)など見所が一杯。


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