『恍惚のヴィーナスと仔犬』

あらいけない子ね。なんて言いながら、いけないことをいけなくなくしている女神。その傍らで女神様のいけない場面に立会いながらも視線は鑑賞者のほうに向いている仔犬。仔犬の存在に気づくと、鑑賞者も自分が絵画の構図の中に入ってしまっていることに気づく。いけないことに思いを巡らせているのは女神ではなく自分だと。ルネサンスのティツィアーノの作品。

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