『奴隷のいるオダリスク』

新古典派のアングル(Ingres;1780-1867)の1839年の作品。退廃的な雰囲気が漂う。アングルは高貴で純粋な世界だけでなく、その対極にあるような世界も描いている。奴隷を配していること、女性が全てを手放して酔いしれているようであること、奴隷が楽器を奏でていること。こうしたことが絡み合い、そこに赤く暗い背景が加わって気だるい感じが漂う。

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