仏と脇侍菩薩立像(北魏)

麦積山石窟。将来の仏となるべく修行するものを菩薩といい、サンスクリット語でbodhisattova、パーリ語でbodhisattaといい菩提薩多とも書く。麦積山石窟は、敦煌の莫高窟、大同の雲崗石窟、洛陽の龍門石窟とともに中国四大石窟と称される。甘粛省にある麦積山石窟には東崖に54窟、西崖に140窟合計194窟の石窟がある。麦積山石窟は、紀元384年の五胡十六国の後秦(384-417)の時代から彫り始められ、以後、南北朝、隋、唐、宋、元、明、清と築造が続いた。脇侍菩薩立像は華北の再統一した鮮卑族の拓跋氏の北魏(386-534)時代のもの。

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