向徳寺板碑

埼玉県の嵐山にある向徳寺は鎌倉街道のそばにある。そしてこの向徳寺も鎌倉時代の創建であり、神奈川県藤沢にある時宗の遊行寺こと清浄光寺の末寺として知られる。この寺の前を多くの武蔵武士達が鎌倉へと向かって行ったことだろう。この寺には鎌倉時代から南北朝、室町時代にわたる緑泥片岩で造られた板石塔婆あるいは青石塔婆が38基もある。写真の板石塔婆は阿弥陀如来のキリークが刻まれ高さ210センチを誇り、銘には1344(康永3)年と刻まれている。

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