寄懸り目結

九州の名門・少弐氏の庶流・横岳氏の家紋.

横岳

藤原氏流少弐氏支流.文安元[1444]年,少弐貞頼の子・頼房が太宰府近くの横岳を本貫地として横岳氏を称した.また,肥前国三根郡西島に西島城を築城し居城としている.

永享5[1433]年,少弐家12代・少弐満貞[1394-1433]・資嗣父子が周防・長門・豊前・筑前守護の大内持世[1394-1441]との戦いで討ち死にすると,少弐資嗣の弟・嘉頼[1421-1441]は対馬国に亡命.この間も少弐満貞の弟・横岳頼房は少弐氏を支え少弐氏再興に尽力.少弐氏が一時再興した後,大内氏によって筑前国を追われた少弐氏が肥前に移った際も少弐氏を保護した.その後,横岳氏は大内氏の攻勢に晒され大内方に与した時期もあった.しかし,少弐氏に復帰.横岳資誠は少弐冬尚に従って龍造寺隆信と干戈を交えた.少弐氏が龍造寺隆信によって滅ぼされると龍造寺氏に従った.

Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.