菅原氏族.近江国甲賀郡美濃部郷を発祥の地とする一族.
菅原道眞の五男・菅原淳茂[878-926]を祖とする.菅原淳茂は,「菅原氏の荘園であった美濃部郷梅ヶ畑の郷長,平左兵衛門為親の屋敷に逃れ娘婿となり,一子菅原三郎直茂」をもうけた.「子の直茂は美濃部に残り小字武島に居宅を構え,姓を地名の美濃部に代えて在地領主となった」という[1].
室町時代には六角氏に仕えた.