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[春秋戦国時代]
春秋時代
由来:孔子(前551頃-前479頃)による年代記『春秋』による。『春秋』は前
722年から前481年までの中国の歴史を中心に記述している。
前771年:「周の東遷」。幽王は褒姒を寵愛し申后と王太子宜臼を廃する。
この動きに対して、申后の父である申侯が犬戎などと通謀し叛旗を翻す。幽王は諸侯に対して軍の招集を命じるも諸侯は応じず幽王は驪山の麓で殺害された。
侵攻は申侯の意図に反して首都を蹂躙するに至る。
周王朝を継いだ平王はやむを得ず首都を洛邑に移した。

封建制度の崩壊:東遷以降、周王室は事実上洛邑の領主にしか過ぎなくなる。各地では諸侯が乱立し、周王室の権威は認めるものの権力は認めないという時代に入る。
春秋五覇:斉の桓公、晉の文公、秦の穆公、宋の襄公、楚の荘王
穆公、荘王の代わりに呉王の夫差、越王の勾践が数えられる場合もあり。

文化の拡大:長江流域の楚、呉、越が中国文化圏に組み込まれる。

戦国時代
前403年:晉が韓、魏、趙の三国に分裂。
この頃から諸侯は「王」を名乗るようになり周王室に認められていた権威も薄れてくる。
戦国七雄:韓、魏、趙、燕、斉、楚、秦
貨幣流通:
燕、斉などで刀貨
韓、魏、趙などで布貨
斉、秦、魏などで環銭
楚で蟻鼻銭

文化の拡大:四川地方の秦、東北地方の燕、朝鮮北部の箕子朝鮮が中国の影響を強く受けるようになる。