[築土神社]
旧日本債券信用銀行の近くのビルに囲まれた地に鎮座する古社。
平将門由来の神社で、天津彦火瓊々杵尊(あまつひこほのににぎのみこと)と併せて平将門之霊(たいらのまさかどのれい)を祀る。
元々は、豊島郡上平川村に「津久戸明神」として鎮座していた(伝天慶3[940]年創建)。その後、文明10年までは、そのまま現江戸城内に鎮座。江戸城の拡張により遷座。田安、牛込、富士見1丁目と移って、昭和29年に、九段中坂の現在地に遷座。名称は、元和2[1616]年に牛込門外の築土山(現新宿区内)に遷座の際に、「築土明神」と改称され、明治7年に現名称になった。
写真の狛犬は、元飯田町の人々が奉納したものであり、千代田区の文化財の指定を受けている。