[[Corporate and Business History]] **キャッシュフロー改善の有力な手段 ***取引慣行の見直し -松下電器:松下幸之助以来の慣行だった月末現金払いを大口に限り90日後払いに2000年から変更。 -松下電工:2008年9月から15日締め翌日払いだった原材料などの買掛金支払いを3ヵ月延ばし。資本金3億円以下の中小企業を除く取引先を対象とし、約300億円の現金増加を見込む。 -東芝:2008年4月から期末に集中する売掛金回収時期を平準化することを目指す「キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)」活動を展開。3年間で3000億円のフリーキャッシュフローを「生み出すことを目指す。 **在庫の圧縮 -日本ビクターはケンウッドとの10月の統合に際して、総資産回転日数を2011年3月期に193日に引き下げ。 **キャッシュ化速度 :キャッシュ化速度|材料調達の代金を支払ってから、製品販売で現金を回収するまでの日数。アップルやIBMはこの数値がマイナスであり、材料費支払前に販売資金を回収している。