[[和歌山県]]
*粉河寺阿弥陀如来像
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~『万葉集』巻第六にのる聖武天皇の和歌の浦への御幸に随行した山部赤人の歌。
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~和歌山の粉河寺にある1862(文久2)年建立の露座の鋳銅仏。


やすみしし 我ご大君の 常宮(とこみや)と 仕えまつれる 雑賀野(さいがの)ゆ 背向(そがい)に見ゆる 沖つ島 清き渚に 風吹けば 白波騒ぎ 潮干れば 玉藻刈りつつ 神代より しかぞ尊き 玉津島山
紀州藩第八代藩主徳川重倫の母清信院によって寄進されたもの。千日回峯行を達成した粉河山主願海が寄せた銘文を粉河の鋳物師増井盛信が刻印している。


清き渚。。。美しい言葉。今の和歌の浦は周りに家々が立ち並ぶ。それも、それで趣きがある。古(いにしえ)の名勝に生活がある。
色々な人々の色々な思いを刻んでいる阿弥陀如来。いろいろな人に見つめられ、手を合わせられ、見守ってきたのだろう。



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