23区

海照山品川寺

ほんせんじ。

京浜急行線の青物横丁駅からすぐ近くの旧東海道沿いにある真言宗の寺院。

南品川の旧東海道は道路が綺麗に整備されていて歩きやすい。すぐ近くには品川の喧騒があるというのに、この辺りは陽だまりの中といった面持ち。この品川寺の本尊は観世音菩薩（水月観音・聖観音）で歴史も古い。本尊のうち聖観音は室町時代の名将・太田道潅の手によるものと伝わる。 〜もう一方の水月観音は、それよりも古く、品川一帯を本拠とした品河家が弘法大師より賜って代々祀ったものとされる。しかし、1395(応永2)年、品河左京亮の時に上杉禅秀の乱で敗れ、品河家は現代に品川の名と品川寺という痕跡を伝えるだけとなった。