建築史1奈良県

東大寺金堂(大仏殿)

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東大寺の大仏殿は752(天平勝宝4)年に聖武天皇の発願による毘盧舎那仏を安置する建築物として建築された。

平城京大極殿の4倍以上という大規模建築がわずか3年で建てられたということには驚く他ない。

現在の建物は再建であり、当初の金堂は1180(治承4)年に平重衡の兵火(南都焼討)によって焼かれてしまった。

1195(建久6)年に、俊乗坊重源によって再建。しかし、この再建大仏殿も1567(永禄10)年の松永久秀の兵火によって再び灰燼に帰した。

現在の大仏殿は1685(貞享元)年に徳川幕府から大仏再興のための勧進の公許を受けた公慶上人により1709(宝永6)年に落慶したもの。間口57.01メートル、奥行50.48メートル、高さ48.74メートルの規模を誇る。



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Last-modified: 2009-01-26 (月) 21:12:18 (5560d)