経営史

石油元売大手

新日本石油(ENEOS)日本石油と三菱石油が合併して発足。売上高約7.3兆円(2009.3)
新日鉱ホールディングス(ジャパンエナジー)売上高約4.1兆円(2009.3)
出光興産明治時代に門司で、出光佐三が創業した出光商会が前身。
米国スタンダード(現エクソン)とライジングサン(現シェル)の2大外油の独占が崩れる中での創業。
売上高約3.8兆円(2009.3)
コスモ石油1986年4月に大協石油、丸善石油、旧コスモ石油が合併し発足。売上高約3.4兆円(2009.3)
昭和シェル石油シェル系売上高約3.3兆円(2009.3)
東燃ゼネラル石油エクソンモービル系の東燃とゼネラル石油が2000年7月に合併して発足。売上高約3.3兆円(2009.3)

石油メジャー

セブン・シスターズ

セブン・シスターズは第二次世界大戦後から1970年代まで、世界の石油の生産をほぼ独占状態に置いた。

1976年にサウジアラビアの原油採掘権を独占してきたアラムコの大株主であるエクソン、モービル、テキサコ、シェブロンがサウジアラビア政府に株式を譲渡したことによってセブンシスターズによる世界支配体制は終焉した。

スタンダードオイルニュージャージー1999年にモービルと合併しエクソンモービルとなる。
1911年にロックフェラーが創設したスタンダード・オイルがシャーマン法によって34社に分割されて誕生。
ロイヤルダッチシェル(Royal Dutch Shell)オランダのハーグに本拠を置き、オランダの60%、英国40%という資本構成を持つ。
シェルの前身は初代バーステッド子爵が1833年に横浜居留地における貝殻細工製造販売が起源。事業拡大によって、1897年にシェル・トランスポート&トレーディング社を設立しボルネオにて油田開発。
ロイヤル・ダッチはオランダ領東インド石油開発会社を前身とする。
1907年に両社はロックフェラー財閥のスタンダード・オイルに対抗するために事業提携。
2005年に合併。
アングロペルシャ石油会社ウィリアム・ノックス・ダーシー (William Knox D'Arcy) が1909年に設立したアングロ・ペルシャン・オイル・カンパニー(APOC)が起源。イランの油田操業を開始し、1914年にイギリス政府が2/3の株式を取得。1987年に完全民営化。1999年に米国のアモコ(Amoco)と合併。2001年にBPと社名変更。
スタンダードオイルニューヨークモービル。1999年にエクソンと合併してエクソンモービルとなる。
スタンダードオイルカリフォルニア1879年に米国で創業したパシフィック・コースト・オイルが起源。1900年にスタンダード・オイルに買収。1911年にシャーマン法で34社に分割され誕生。
1984年にガルフオイルと合併し、シェブロンとなる。
ガルフオイル1922年に設立されたメロン財閥系企業。1970年代にクウェート、ベネズエラの石油利権を失い経営悪化。スタンダードオイルカリフォルニアと合併しシェブロンとなる。クウェートの石油利権をブリティッシュ・ペトロリアムと共有していた関係で一部はBPに。
テキサコ1901年のテキサス州のスピンドルトップ油田の大噴油により、Joseph Stephen "Buckskin Joe" Cullinan が創業した Texas Fuel社が起源。ニューヨークの投資マネージャーである Arnold Schlaet が支援。2001年10月にシェブロンによって買収。

スーパーメジャー

エクソンモービルロックフェラー系のスタンダードオイルニュージャージー(エクソン)とスタンダードオイルニューヨーク(モービル)の合併により誕生。
シェブロンロックフェラー系のスタンダードオイルカリフォルニアと独立系のガルフ、テキサコの合併によって誕生。
BP旧セブン・シスターズ
ロイヤル・ダッチ・シェル旧セブン・シスターズ
トタル1924年に設立されたフランス石油会社 (CFP,Compagnie Francaise des Petroles)を前身とする。セブン・シスターズに次ぐ位置にあった。
コノコフィリプス(ConocoPhillips)2002年8月にコノコとフィリプス石油が合併して発足。コノコは1875年に Isaac E.Blake がユタ州で創業。フィリップス石油は1905年にFrank と L.E.のフィリプス兄弟によってオクラホマ州で創業。

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