電子計算機
プログラム制御方式の歴史
プログラム制御方式のコンピュータは「歯車式計算機」と「数値計算法」という2つの技術を原動力として開発されていった。
歯車式計算機の歴史
17世紀、機械に計算させるという歯車式加算器が考案された。
- 歯車式加算器は、数値入力用レジスタ(登録器,registor)、加算器(adder)、累算器(accumulator;ACC)などから構成される。
- 1623頃
- シッカード(Wilhelm Schickard[1592-1635])が、キャリー用の歯を持つ加算器を発明。
- 1642頃
- パスカル(Blaise Pascal[1623-1662])が、連続桁上げを実現する「パスカリーヌ」を発明。
- 1672頃
- モーランド(Samuel Morland[1625-1695])が、加算器を開発。
- ライプニッツ(Gottfried W.Leibniz[1644-1716])が、段付歯車(stepped drum)を発明。
- 1832
- バベッジ(Charles Babbage[1791-1871)が、『製造者と工場の経済学(On The Economy of Manufacturing)』を著す。
- バベッジ(Charles Babbage[1791-1871)が、差分エンジンの試作機を作成。