計算論的組織論

関連性 relevance

a.ある事実や刺激を持つ状況が認知主体に表象され、その表象を「真実あるいは真実であろう」として受理可能である時、その状況を顕在的(manifest)であるという。顕在的事実のことを想定(assumption)という。

b.ある認知主体における想定の総体を認知環境(cognitive environments)という。

c.認知環境の改善をもたらす作用を認知効果(cognitive effects)という。認知効果は (i)新しい想定の獲得、(ii)不確実な想定の確定、(iii)誤った想定の棄却、によってもたらされる。

d.不必要なコストを払うことなしに認知効果をもたらす情報のことを、関連性(relevance)を持つ情報という。

この定義を形式化する手法には、

  • Marin,Arthur(1999),Information,relevance,and social decisionmaking:some principles and results of decision-theoretic semantics.In Moss,L.S.,Ginzburg,J.,& de Rijke,M.(Eds.),Logic,Language,and Computation,Vol2.,pp.179-221.Stanford CA:CSLI Publications.
  • Marin,Arthur(2003),Relevance and Decision-Theretic Semantics.Handout.15th European Summer School in Logic,Language and Information.August 18-19,2003,Technical University of Vienna.

などの意思決定理論に基づいたモデルがある。

出典:松井理直(2006)、計算論的関連性理論と命題論理、Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin 9 pp.57-71 20060321



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Last-modified: 2010-02-21 (日) 19:33:35 (3688d)