長尾為景公御墓越後の虎・上杉謙信の父・長尾為景(1489/1471-1543/1537)の上越は林泉寺にある墓所。 長尾為景は父・能景が越中の般若野の戦で討死したために越後守護代に就任。 父・能景の討死は越後守護上杉房能の裏切り行為が原因として居館を襲い自害させ、上条上杉家出身で房能の婿養子となっていた上杉定実を守護として擁立。 自害した越後守護・上杉房能の実兄である関東管領上杉顕定が弟の仇をとるために越後に侵攻すると、上杉定実と長尾為景は始めは劣勢に立たされるも、長森原の戦いで上杉顕定を敗死させた。 越後守護上杉定実が宇佐美房忠、定満を従えて長尾為景に挑むと為景は上杉定実を幽閉した。 しかし、定実の弟・上条上杉定憲などの叛乱に遭って隠居し家督を嫡男の晴景に譲った。
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