青森県>津軽
長勝寺 †
城下町津軽の禅林三十三ヵ寺の中心。
この長勝寺を中心として長勝寺構と呼ばれる土塁が築かれている。もちろん、その目的は津軽城の守りということになる。
この寺は1528(享禄元)年に大浦盛信が父親の光信の菩提を弔うために鯵ヶ沢の種里に創建された。大浦(津軽)氏が本拠地を移すのに従って賀田、堀越、そして、弘前へと移った。
写真の山門は弘前藩第2代藩主・津軽信枚が1629(寛永6)年に建立。
国指定の重要文化財となっている。
柱を上から下へと通し柱とする百沢の岩木山神社楼門と同じ造りをしている江戸時代の貴重な建築。
禅林にあって存在感のある重厚な佇まい。