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岩手県>平泉
奥州藤原氏2代・基衡の妻が建立したとされる寺院。
観自在王院は阿弥陀堂のこと。創建当初は、大阿弥陀堂と小阿弥陀堂があったという。大阿弥陀堂は阿弥陀如来、観音、勢至菩薩の三尊を祀っていた。更に、堂内の四壁は洛陽の名所地の絵で飾られ、仏壇は銀、高欄は磨金によって装飾されていたという。
現在の阿弥陀堂は1573(天正元)年の葛西氏と大崎氏が平泉で干戈を交えた兵火によって焼亡したものを江戸時代の享保年間に再建したもの。
毛越寺のすぎ横に位置している。