山梨県甲府五山

能成寺

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甲府五山の一つ。臨済宗妙心寺派で山号を定林山とする。

貞和年間(1345-49)に甲斐源氏の祖と仰がれる武田信守によって八代に創建されたのが始まり。

能成と書いて「のうじょう」と読むが、これは武田信守の能成寺殿勇山健公大居士に由来する。

武田信玄の代に青沼に移転し、文禄年間(1592-95)に甲府城築城に際して現在地に移転。

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境内にある武田信守の墓

能成寺の境内には、もう一つ、興味深い史蹟が伝わる。何と、江戸時代の赤穂浪士の大野氏の墓。大野九郎兵衛は赤穂浅野藩の家老で城引渡しを前に逐電したことが知られている。ただ、墓碑には、大野が大石による吉良暗殺部隊の別働隊だったことを思わせる辞世が刻まれている。

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Last-modified: 2010-02-20 (土) 00:01:48 (5177d)