秋山兄弟生誕地 †松山城を後にして道を散策している途中で曲がるべき道を間違える。 そして、右往左往している中で目の前に見えてきたのが秋山兄弟の生誕地。 既に、5時を回っていたので、中に立ち入ることは出来ない。もとより、この小奇麗に整備された建物にはセピア色に輝く明治の息吹は遠い。 さりとて、ここから確かに秋山兄弟が雲の上を目指したのだ。その有様は、この生誕地の前にしっかと立って目を瞑ることで実感出来る。 それだけで、この地に至った甲斐がある。 「一組の兄弟をえらんだ。
すでに登場しつつあるように、伊予松山のひと、秋山好古と秋山真之である。
この兄弟は、奇蹟を演じたひとびとのなかではもっとも演者たるにふさわしい。」
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