目黒不動

東京は目黒にある関東最古の不動霊場。第3代天台座主の慈覚大師によって808(大同3)年に開基。慈覚大師(円仁)は下野国都賀郡の出身。比叡山に登る際に目黒に立ち寄ったのだと伝わる。

時代は下って、1630(寛永7)年には上野寛永寺の末寺となり、徳川家光の帰依を受けるに至った。諸堂末寺等併せて53棟が立ち並び目黒御殿とも呼ばれ、五色不動(目黒・目白・目赤・目黄・目青)の一つとして江戸守護に当てられた。

目黒不動の名で広く知られているが泰叡山瀧泉寺というのが正式な名前。