滋賀県>彦根 彦根城 †徳川家の譜代にして遠州の名門である井伊家の居城にして国宝の彦根城。 その天守閣は3階3重であり、屋根には切妻破風、入母屋破風、唐破風が配されている。姫路城が巨大な通し柱で支えられているのに対して、彦根城は各階毎に建材を積み上げていくという方式を採っている。 彦根城の着工は1604(慶長9)年、天守閣が完成したのは1607(慶長12)年。井伊家による『井伊年譜』によると「天守は京極家の大津城の殿守也」とあり、大津城の5階4重の天守閣を移築して3階3重に造り替えたと考えられている。 現在、天守閣の周辺には建物はない。 しかし、築城当時は藩主の居館である御広間や宝蔵なども建ち並んでいた。
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