山岡鉄舟の墓東京は台東区の谷中、全生庵にある江戸無血開城の立役者山岡鉄舟の墓。鉄舟は1836(天保7)年に幕臣の小野朝右衛門の子として生まれた。高歩(たかゆき)というのが諱(いみな)、つまり本名。小野朝右衛門が飛騨郡代を勤める間に飛騨高山で井上清虎に一刀流を学ぶ。 1852(嘉永5)年に江戸に戻ると槍の師匠である山岡静山の婿養子となる。これが山岡鉄舟の誕生ということになる。<p>明治維新時には駿府で西郷隆盛と会合を持ち、勝海舟との間を取り持ち江戸無血開城へと繋げた。 明治の世となっても天皇の側近として活躍した。ちなみに、墓のある臨済宗の全生庵は山岡鉄舟自身の開基。
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