円光寺甲府五山の一つ。臨済宗妙心寺派で山号は瑞巌山。武田氏の祖である逸見太郎清光が小石和に成就院として保元年間(1156-58)に建立された。 その後、1560(永禄3)年に武田信玄が京都から説三和尚を招いて開山とし現在の甲府に移転した。 1570(元亀元)年に亡くなった武田信玄の正室三条夫人の菩提寺でもある。という訳で武田菱の紋ではなく、三条氏の菊の紋が上になっている。 これは武田氏よりも五摂家の三条氏のほうが家格が上ということを示している。 1746(延享3)年の火災で堂宇を焼失したが、平岡氏によって宝暦年間(1751-60)に再建された。 但し、現在ある本堂は昭和になってから建てかえられたもの。
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