奈良県

元興寺極楽坊

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蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院法興寺を前身とする寺院。 平城京遷都の際に移転を最後まで拒否。あくまでも、飛鳥の地に留まろうとした。 奈良の奈良町にある。かつては非常に大きな寺院だった元興寺。現在、元興寺と呼ばれるところは3ヵ所ある。

元興寺小塔院跡元興寺塔跡、そして、元興寺極楽坊。東大寺、興福寺の勢力争いに寺域を侵食され、室町時代の土一揆で決定的な打撃を受けた。それ以降、3つの別々の寺院として存続。

元興寺極楽坊は西大寺の末寺として極楽院という名で法灯を伝えた。極楽坊という名に改まったのは戦後のこと。

元興寺の周辺は元飛鳥と呼ばれ、藤原氏の香りの濃い平城京にあって、蘇我氏の色彩の強いところとして知られていた。そのことと関係があるかどうかは定かではないが、平安時代に入ると周囲は修験者などの溜まり場となり、いつしか「がんごじ」と言えば「鬼」を指し示すようになった。

藤原氏の祖である中臣鎌足は中大兄皇子とともに蘇我入鹿を暗殺した(乙巳の変)という経緯からすると、確かに藤原氏にとって蘇我氏ゆかりの「元飛鳥」は「鬼」に等しく見えたろう。



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Last-modified: 2010-02-20 (土) 00:23:18 (3866d)