1181年11月5日丁丑

足利の冠者義兼・九郎義経・土肥の次郎實平・土屋の三郎宗遠・和田の小太郎義盛等、維盛朝臣を防禦せんが為、遠江の国に行き向わんと欲するの処、佐々木の源三秀義申して云く、件の羽林、当時近江の国に在り。下向その期を知らず。且つは十郎蔵人軍陣を尾張の国に張る。先ず相支うべきか。各々楚忽の進発無しと雖も、何事か有らんやと。仍ってこれを延引す。

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