行動経済学の始まり

行動経済学の基礎は、2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン(Kahneman,D.:1934-)とエイモス・トヴァスキー(Tversky,A:1937-96)によって築かれた。

意思決定プロセスそのものに関する研究の基礎は、フォン・ノイマンと出会ったことによってコンピュータ科学と経営科学との融合を目指し、1978年に「経済組織内部での意思決定プロセスにおける先駆的な研究を称えて(for his pioneering research into the decision-making process within economic organization)」ノーベル経済学賞を受賞したハーバート・サイモン(Simon,H.A.:1916-2001)によって築かれた。