いわき市福島県

常磐

いわき市常磐本町は湯本温泉とフラガールで知られる町。いわき市の中央に位置し古くからの温泉町。湯本温泉は三函の湯とも呼ばれ長徳年間(995-8)の「拾遺和歌集」に、その名があるほどの古さ。

湯本村は江戸時代は幕府領湯本村であった。まさに温泉の村であった。1896年に磐崎村の一部となっていた旧湯長谷藩関村、水野谷村、幕府領上船尾村を編入の上で1923年に湯本町となった。この間、江戸時代末期に発見された常磐炭田の発掘が明治中頃から本格化し、1917年には温泉が枯渇。常磐炭田の坑底をボーリングして温泉を汲み上げる形となる。

1954年に磐崎村と合併し常磐市に。1966年に5市4町5村が新設合併し、いわき市となった。

図案にあるフタバスズキリュウは、鈴木直によって1968年いわき市大久町入間沢の大久川河岸の双葉層群玉山層入間沢部層から発見された。