千種城
三重は菰野にあるお城です。
南北朝時代に千種顕経によって築城されました。千種家は北伊勢四十八家の棟梁です。
1555年に近江守護六角氏が北伊勢に侵攻し家臣として組み込まれました。
千種氏は公家の出。
千種忠顕は結城親光、楠木正成、名和長年らと共に「三木一草」と呼ばれ後醍醐天皇を支えました。
武士だ公家だとは言っても、この千種氏や足利尊氏を九州まで追いやったり鎌倉を占拠した北畠氏や、土佐で大名化した一条氏や、飛騨で同じく大名化した姉小路氏など公家にルーツを持つ戦国大名は例外と言うには多すぎる気がします。