双鷹図

八大山人ことZhu Da[1626-1705]による作品.明の王室である朱家の一族である石城王の血をひく.しかし,崇禎帝が後金軍の策略に嵌り,諸葛孔明の再来とまで言われた袁崇煥将軍を処刑すると,明は清軍の猛攻になすすべを無くしていく.1644年に李自成が挙兵し王宮を包囲.崇禎帝の自害によって明は事実上滅亡.北京陥落の知らせを受けた明軍の平西伯・呉三桂[1612-1678]は,李自成を討つために,それまでの敵であった世祖・順治帝配下のドルゴン[多爾袞][1612-1650]に降伏し,北京に進撃し李自成を討ち取った.こうした時代に生まれた八大山人は名門でありながら波乱万丈の人生を送った.一時は仏門に入ったが,これも,清による明王室の一族への追及を避けるためだと考えられる.八大山人という号も清への屈折した思いがあるとされる.

Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.





















最後の晩餐 彷薫源山水図 双鵠大石図 瓶菊図 曇荷図 狐松図