アンジェリカとメドロ

バロック期イタリアの画家ミケーレ・デズブレオ[Michele Desubleo;1602-1676]の作品.

アンジェリカは契丹の王女であり絶世の美女.一方のメドロはサラセン人の勇者.二人の愛はルドヴィーコ・アリオスト[Ludovico Ariosto;1474-1533]の叙事詩「狂乱のオルランド」に描かれた.「狂乱のオルランド」はマッテーオ・マリーア・ボイアルド[Matteo Maria Boiardo;1434-1494]による騎士道叙事詩「恋するオルランド[Orlando innamorato]」の続編.騎士オルランドが契丹の都市を包囲するタタール軍と戦うエピソードなど,騎士オルランドの恋と冒険の物語となっている.アンジェリカはオルランドと婚約していたが,メドロとの運命的な恋に落ち結ばれる.騎士オルランドは一時狂乱するも,二人の愛を認め,騎士道を突き進むというストーリー.

Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.





















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