霜降城

厚東氏第7代の武光によって1179(治承3)年に築かれた城。厚東館に対する詰めの城でもある。厚東武光は平氏政権下にあって長門守護職に任ぜられていたとされる。治承・寿永の乱においては当初は平氏方として参加していた。しかし、一ノ谷の戦いの際には源氏方として参戦。これを契機に、長門・周防の諸武士が源氏に与したと伝えられる。壇ノ浦合戦で長府串崎船頭衆を源氏方に引き入れたのは厚東武光とされる。

第17代厚東義武の代に周防の大内弘世の猛攻を受けて落城した。


山口県の城館