保田 Yasuda

出自

湯浅氏.

発祥の地

紀伊国有田郡保田荘[和歌山県有田市].




©OpenStreetMap contributors

備考

鎌倉時代に紀伊阿氐河荘下司職に任ぜられた湯浅宗光の子の宗業が保田荘を本拠地として保田を称したのが始まり.湯浅宗光は,阿氐河荘、保田荘・田殿荘・石垣河北荘の地頭職も得ている.元仁元[1224]年頃,神護寺領紀伊国挊田荘の境界に関する争論で湯浅氏を代表して高野山の住僧・勝悟と弁論を戦わせた.

宗業[1195-]は紀伊保田荘の地頭職を相続し六波羅探題に仕え,保田次郎左衛門尉と名乗った.