源平藤橘

藤原氏は669[天智8]年に中臣鎌足が藤原氏を下賜されたことに起源を持ちます。中臣氏は天児屋命を祖先としています。

藤原氏以外の源氏、平氏、橘氏は天皇家の流れを汲んでいます。

橘氏は736[天平8]年に敏達天皇の子孫の葛城王が橘姓を下賜されたことが始まりです。奈良麻呂の時代に藤原仲麻呂[恵美押勝]排除を企て失脚したことで一旦没落。奈良麻呂の娘が嵯峨天皇の皇后になるに及んで外戚として復権しますが、結局は藤原氏との争いに敗れてしまいました。

平氏は825[天長825]年に桓武天皇の皇孫の高棟王が平姓を下賜されたことに起源を持ちます。武士として発展したのは桓武天皇の曾孫の高望王の末裔になります。

源氏は814[弘仁5]年に嵯峨天皇が8人の皇子に源氏を下賜したことが始まりです。但し、武門の棟梁・清和源氏は清和天皇の皇子の貞純親王の子の経基王が臣籍降下により源氏の姓を下賜されたのが始まりとなります。

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