建内宿禰
多くの氏族の祖とされる人物。『古事記』の仁徳帝の御製に「世の長人」、『日本書紀』には「世の遠人」とあるほどで、成務帝の代に大臣となってから仲哀、応神、仁徳帝の4代の大王に仕えたと伝承される。神功皇后が新羅遠征を行ったという伝承では審神者(さにわ)として神託により朝鮮半島出兵を伝えたとされている。
孝元帝の孫に当たり、その子らは葛城氏、平群氏蘇我氏、巨勢氏、紀氏、波多氏、江沼氏という大和朝廷の中心氏族の祖となった。
御食津大神(みけつのおおかみ[気比神])として宇部神社、高良神社、高麗神社、平塚八幡宮そして気比神宮の祭神とされている。