丹羽長秀館


[2019/12/04]

名古屋市西区児玉にある丹羽五郎左衛門長秀の生誕地.丹羽長秀[1535-1585]は良岑姓丹羽氏の丹羽長政と能呂氏の娘との子として生まれた.丹羽氏は尾張守護・斯波氏の家臣であったが,天文19[1550]年から織田信長[1534-1582]に仕えた.天正元[1573]年には織田信長から若狭一国を任され,織田信長の家臣のなかで最初の国持大名となっている.

筆頭家老・佐久間信盛に次いで,柴田勝家とともに織田家中の重鎮として活躍.

良岑姓丹羽氏は桓武天皇皇子・良岑安世[785-830]を祖とする一族.良岑安世の子・宗貞の子・玄理が尾張国丹羽郡郡司となって下向し椋橋を名乗ったという.美並,頼利と丹羽郡を本拠とした. 尾張守護・斯波義敏に仕えた丹羽忠長の代には児玉邑を拠点としていたことが知られている.丹羽忠長の後,その子・長政と孫・長忠も斯波家に仕えた.


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